甲状腺機能低下症と鉄欠乏症の関係性。

query_builder 2021/05/20
サプリシスターズ
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甲状腺機能低下症と鉄欠乏症の関係性。



こんにちは!サプリシスターズです!

今日は甲状腺機能低下症と鉄欠乏症の関係についてお話ししたいと思います。


そもそもの話なのですが、皆さんは甲状腺機能低下症という病気をご存じですか?


簡単に説明すると、私たちはたくさんホルモンの働きによって生理的機能をうまく働かせて毎日暮らしているのですが、そのホルモンのうちの一つに甲状腺ホルモンというものがあります。

この甲状腺ホルモンは基礎代謝(生命活動を円滑に保つための代謝)に関わっていて、他にも成長や発達にも重要な役割を持っているので、甲状腺機能に何らかの疾病がある女性が妊娠した場合は、お腹の子供への影響も含めて妊娠中は注意して数値を見る必要があるなど、とにかく大切なホルモンなのです。


甲状腺ホルモンは脳から指令を受けて、のどの前面にある甲状腺で作られます。


この働きが悪くなると、むくみ、体重増加、便秘、皮膚感想、寒がり、薄毛、徐脈、無気力、不妊などの症状が現れます。

逆に、甲状腺のホルモンが過剰になると、発汗やほてり、動悸、震えなどの症状が合わられます。


ただ、この甲状腺ホルモンの疾患の発生に関するはっきりとした原因はまだよくわかっていないのですが、

甲状腺ホルモンは鉄と深いかかわりがあることは、だんだんわかってきています。

鉄欠乏症がひどくなった場合、甲状腺機能低下症状が現れることがあることが見つかりました。


理由はいくつかあるようですが、鉄が不足することでそのいくつもの理由が重なり、引き起ってしまうのです。


理由1

鉄が足りないと、甲状腺ホルモンの変換ができなくなり、自給バランスが崩れてしまう!

甲状腺ホルモンにはT3とT4というものがあり、これらのT4からT3への変換には鉄やセレンなどミネラルが必要で、セレンの欠乏症は現代ではなかなか起きない現象ですが、鉄の欠乏症は多くあり得ます。鉄が少ないと酵素が働けず、T3が不足した状態になり、甲状腺機能低下症の症状が出てしまいます。


理由2

鉄が少ないと、甲状腺ホルモンが受容体に結合できない!

先に書いたT3、T4ホルモンはたんぱく質と結合して、血液中を流れて体の中にある甲状腺の細胞核内の受容体に運ばれ結合し、初めてその働きを発揮します。しかし、この血液中の運搬も鉄が不足していると、ホルモン量は十分でも、受容体への結合ができないため、甲状腺機能低下の症状が出てしまう。


理由3

鉄がないと代謝機能が働かない!

甲状腺のホルモン、という話ではなくても、エネルギーを生み出すメイン工場は「電子伝達系」。酵素などが働きあってエネルギー産生回路が動き、エネルギー(熱)を生み出します。これが代謝で、正常だと疲れにくさ、や、体が暖かいような状態を作ってくれます。ただ、この代謝工場で働く酵素は、̪シトクロームcは、ヘム鉄を持ったたんぱく質なので、鉄が足りていないとこの酵素は働けず、この工場の電子伝達系はスムーズに動かなくなります。

これによって、甲状腺機能低下症特有の「寒がり」「疲れやすさ」が起こっていると考えられます。




他にも、甲状腺機能低下症は、体の出血を止める凝固因子の働きが鈍るため、出血の量をコントロールできる力が弱くなり生理の量が増えてしまうので、さらに鉄欠乏症になりやすい状況を作ってしまうという問題もあります。


なので、通常の血液検査で貧血ではないといわれても、

フェリチン値という潜在している鉄量をしらべる検査を追加してみてもらうことがおススメです。

これは体内にいくら鉄の貯蔵があるかを調べるもので、低い場合はもう貧血になっていることをお知らせしてくれる大事な検査です。


鉄分は、ヘム鉄のサプリメントで補えます。

その時に、サプリメントの中に他に配合されている成分が赤血球を作ることを手伝う栄養素も含まれているとさらに良いです。


鉄分は、必ずヘム鉄で、3~6か月は様子を見て摂り続けましょう。

なぜなら、鉄は汗や排便排尿などで外に出てしまいますし、それ以外にももし女性なら失われる量は非常に多く(月経など)、貯蔵量まで回復するには時間がかかるからです。


けれど、私は鉄の摂取の体感はすごく早いと思います。

なぜならそれだけ鉄分は、私たちが生きるための様々なことに使われているから。


甲状腺機能低下症の症状がある方も、なんだか「寒い」「だるい」「むくむ」などの症状がある方は、一度鉄の血液検査をしてみてください。

そして、サプリメントで鉄を補って、不調を整えてみませんか?